簡単にできる椎茸栽培ですが、湿度や温度管理に失敗すると、白カビが生えることもあります。
狭いペースで栽培し始めると、手入れをサボって椎茸が茶色く変色した経験はありませんか?
白カビやナメクジによる被害、日光管理の不備など、初心者が見逃しやすいポイントが多く、適切な対処をしないと、椎茸栽培の失敗につながってしまいます。
今回は、椎茸栽培の失敗事例は白カビだけは初心者が見逃しやすい対策を紹介します。
- 椎茸栽培の失敗事例がわかる
- 椎茸栽培で白カビの原因と対策がわかる
- 椎茸栽培でナメクジ対策がわかる
椎茸栽培は、湿度や温度の管理もだいじですが、害虫対策も栽培において重要です。
椎茸は日差し除けをしたり、乾燥しないように水分量にも気をつける必要もあります。
しかし、十分に管理していたとしても、椎茸がうまく育たないこともあるからです。
湿気や温度が多くなってしまうと、虫がついてしまうと椎茸の成長が遅くなり虫対策にも、目を向けなくてはなりません。
初心者が、椎茸栽培を成功させるためのコツを覚えて、おいしい椎茸を作ってください。
椎茸栽培の失敗事例から学ぶ!初心者が失敗しやすいミスとは?
初心者にとって、失敗しやすいのが温度と湿度の管理です。
椎茸は適度な湿度と温度が必要で、部屋の中での管理が難しいことも多いからです。
たとえば、乾燥した部屋では椎茸がカサカサになり、逆に湿度が高すぎるとカビが発生しやすくなります。
特に梅雨時期は、湿度が80%以上になる日が多く、カビの発生が増える原因となります。
湿度が高いときは、椎茸キットの状態をみて、乾燥しないようにしましょう。
湿度が60%以上80%以下
湿度が多いときは水やりはしない
また、収穫後の切り残し部分を放置すると、カビが生える可能性が高まるからです。
カビが広がると、菌床全体がダメージを受けて、次の収穫まで遅くなります。収穫後は必ず残った部分をていねいに切り落とし、菌床をキレイに保つことです。
栽培を始めたばかりの初心者が、見逃がすポイントは光の管理があります。椎茸は直射日光を嫌うため、日陰に置かなければなりません。
風通しの良い場所に置き、湿度と温度管理すると、カビの発生を防げます。
【椎茸栽培の失敗談】うまく出来るまでは失敗の連続!
椎茸栽培には菌床栽培と原木栽培の2種類があります。
栽培場所や日光対策に違いがありますが、共通してるのが、湿度と温度の2つです。
家の中で手軽に栽培が可能な菌床栽培でも、部屋の湿度や温度を管理しなくてはいけません。
主に外で作る原木栽培でも、毎日の天気が変わるので、温度よりも湿度管理が難しいです。
雨の日には、湿度が高く水やりをしなくてもいい日もあります。
しかし、虫は天気が良いときも、悪いときも出るので毎日みる必要があるからです。
ほんのわずかな時間でも、仕事で疲れていると、面倒と感じる部分があります。
おいしい椎茸栽培には、子育てとおなじくらい苦労します。
とれたての椎茸を食べたとき、苦労して作った喜びは最高です。
椎茸栽培で白いカビが発生した?原因と効果的な対策方法!
椎茸栽培で白いカビが発生する原因も、湿度や温度の管理が適切でない場合に起こります。
椎茸は高湿度を好みますが、湿度が高すぎるとカビも発生しやすくなるからです。
特に80%以上の湿度ではカビが繁殖しやすいため、湿度は60~65%に保つことが重要です。また、温度が20℃を超えるとカビが増える可能性が高まるので、13~18℃を目安に温度管理を行いましょう。
湿度…60~65%(梅雨時期は70%前後)
温度…13~18℃を目安にする(20℃を超えないよう調整する)
カビが発生した場合は、すぐに取り除き、菌床を乾燥させることが大切です。
収穫後椎茸が傷ついている場合、水分を含みやすく白カビが発生します。
家庭での椎茸栽培は気温や湿度の管理が難しいですが、こまめな椎茸の観察と部屋の調整が、白カビの発生を最小限におさえます。
白カビの発生を未然に防ぎ、椎茸栽培を成功させましょう。
椎茸栽培のナメクジの被害?効果的な駆除方法と3つの予防策!
ナメクジは夜行性で、湿気の多い場所で活発になり、椎茸を食べる害虫です。
ナメクジを防ぐには、3つの方法があります。
消石灰
捕獲用の罠…ビールや酢
砂や貝殻を撒く
もし、ナメクジが出た場合は、効果的な駆除には、消石灰が有効です。ナメクジの活動をおさえて、椎茸の被害を減らす効果があります。
2つ目のナメクジ対策の方法は、捕獲用の罠にビールや酢はナメクジを引き寄せる効果があり、家庭で簡単にできます。
椎茸の近くに置くと、ナメクジが嫌う臭いなので、少量の酢や残ったビールをペットボトルに穴を開けて置いておくとナメクジ対策に有効です。
栽培キット周りに、ナメクジの移動を妨げる砂や貝殻を撒くと有効です。これらの対策を組み合わせて行うことで、ナメクジによる被害を最小限に抑えることが可能です。
ナメクジ対策もありますが、発生させない環境作りが一番大切です。
椎茸栽培の日光の当て方は?成長を促す管理法!
椎茸栽培を成功させるためには、光の管理が重要です。
椎茸は日陰を好むため、日光が直接当たらない場所で育てます。
適している場所は、浴室や直射日光が入らない室内で、温度が10℃〜20℃の場所で、適度な湿度も必要です。
椎茸の栽培は、表面が乾燥しないように注意しましょう。自然光の代わりに室内の照明を利用することで適度な光を当てれます。
温度が10℃〜20℃
照明器具で適度に光を当てる
椎茸は日陰で育つキノコのため、成長に大きく影響するので、過度の光を避けることで育ちが良くなります。
適切な光の管理を行うと、椎茸は順調に発育して美味しい椎茸を収穫できるからです。
椎茸栽培をマンションで成功させる!限られたスペースで作るコツ☆
マンションでの椎茸栽培を成功させるためには、限られたスペースでも工夫が必要です。
室内での椎茸栽培は、お風呂の中やキッチン周りの、適度に湿度が高い場所に置いて水分を保たなければ育ちが悪くなります。
菌床栽培は、直射日光が当たらない場所を避けて、温度や湿度の管理がポイントです。
お風呂の中やキッチン周りに置く
日陰に置く
ナメクジ対策をする
特に、日中と夜間で温度差をつけることが大切です。室内が温かすぎる場合は、エアコンつけて部屋の温度を下げたり、5分~10分以内を目安に冷蔵庫で冷やすと効果的です。
発芽後は成長が早いため、収穫のタイミングを逃さないように注意しましょう。
ナメクジ対策の3つの方法
消石灰を使う
ビールや酢を使う(ペットボトルに穴を開けて近くに置く)
椎茸の周りに砂や貝殻を撒く
椎茸栽培のナメクジ対策は、湿度や温度の管理に比べると、見逃しやすい対策で、椎茸の成長が遅くなったときは、椎茸を観察して手入れが大切です。
部屋の温度や湿度はナメクジ対策のポイントをおさえて、マンションでも美味しい椎茸を収穫できます。