椎茸の菌床栽培と原木栽培の育て方に、栄養や味にちがいがあるのか、知りたいですよね。
スーパーで売っているしいたけ、道の駅で売っているしいたけは、おなじしいたけなのに、2倍以上の値段のことがあります。
原木栽培は菌床栽培よりも、収穫までのコストや労力によってちがいがあり、値段のちがいがでるからです。
本記事では、椎茸の菌床と原木の育て方での栄養や味の違いについて紹介します。
- 椎茸の菌床と原木の育て方がわかる
- しいたけの栄養や味の違いがわかる
- スーパーでのしいたけの菌床と原木栽培の判別がわかる
しいたけって、自分で作っても、栄養や味に違いがないと思いますよね。
なぜなら、売っているしいたけのほとんどが、菌床栽培なので家で栽培したしいたけに、違いがないからです。
菌床栽培は、家のなかでこどもと一緒に育てていく時間も楽しみがあります。
しかし、通販で買って育てたしいたけとスーパーで売っているしいたけちがいが、わからないことがあるでしょう。
品種にちがいはあっても、スーパーのしいたけはほとんどが菌床栽培です。
同じしいたけを栽培するなら、断然、菌床栽培より原木栽培ほうが、味や香りに深みがある原木栽培で家族と一緒に美味しいしいたけを食べましょう。
【椎茸の菌床と原木の育て方】においが苦手なひとにはツラい?
しいたけの育て方には、原木と菌床の2つの育て方があります。
原木に菌込めから始める原木栽培と、おがくずを固めたブロック状から作る菌床栽培があります。
原木栽培のもとになる原木は、地域によってちがいが出てきますが、2月下旬から原木を用意して菌込めの準備をする必要があります。
目安はサクラが散ったあとから準備するので、東京と北海道では全然時期に差があるからです。
寒い地域では、雪解けが始まってきたころが、最適な時期です。
原木栽培は、菌込めしてから収穫までに1年~2年かかる栽培方法ですが、菌床栽培は、室内が15度~25度であれば、1年中栽培可能な方法なので、地域を問わずに手軽に栽培ができます。
栽培には、温度や湿度の管理に注意しなくてはならないからです。
気温が高かったり、湿度が低い状態が続くと、菌がまん延しないため収獲までに時間がかかります。
たとえば、寒い時期に家のなかでの栽培は、空気が乾燥して、部屋の環境でしいたけが育たない場合があります。
また、水のやりすぎにも注意が必要です。
しいたけはジメジメした場所を好む野菜ですが、適量の水を与えても出てこないことがあります。
その時は菌がまん延しにくい場所に置いていることが原因です。
菌床栽培でも水の与え方、適度な温度がないと育ちません。
原木栽培と菌床栽培に違いがありますが、しいたけを育てるには温度と湿度の管理をしなければ育ちません。
香りや風味を重視したときは原木栽培を選んで、いろいろなメニューに使いたいときは、淡白な味の菌床栽培のしいたけを選ぶようにしましょう。
しいたけの原木と菌床の栄養は!見た目で判断していたら美味しいものが食べるのは不可能?
原木栽培と菌床栽培のしいたけの、どちらが栄養があるのか悩みますよね。
原木栽培と菌床栽培は、ほとんど栄養は変わりません。香りや風味は原木栽培です。
迷ったときは原木栽培のしいたけを選ぶほうがいいでしょう。
おなじしいたけでも、原木栽培は、風味や香りが強調されます。
しかし、風味や香りが苦手で食べないのは、もったいないです。
菌床栽培は、淡白な味や香りで食べやすく、いろいろな料理に合うので使い勝手がいい、しいたけですが原木栽培と比べると風味や香りの深みが全然違います。
しいたけに含まれる栄養は、体に欠かせないビタミンB1、ビタミンDや食物繊維、料理に欠かせないうま味成分のグルタミン酸があります。
食べ方のよって、原木栽培と菌床栽培のしいたけを使い分けてみましょう。
- ビタミンB1…体内の糖質をエネルギーにかえてくれる
- ビタミンD…歯や骨を丈夫になる
- 食物繊維…腸の働きを促す
- グルタミン酸…うま味成分に欠かせない
しいたけの栄養には、ビタミンB1、Dや食物繊維、グルタミン酸が含まれています。
スーパーのしいたけは、収獲まで短期栽培できる菌床しいたけが9割占めています。
人工栽培の菌床しいたけは、クセがなくいろいろな料理を作るときには困りません。
しかし、菌床栽培でつかうブロックに入っているフスマには、微量の農薬が含まれて蓄積するとアレルギー反応が起こりやすくなります。
原木栽培は、自然にちかいしいたけなので、健康に気にしているひとは原木栽培をおすすめします。
しいたけの原木&菌床の味って?新鮮なものは松茸以上の絶品な食材になる☆
原木栽培のしいたけは、菌床栽培のしいたけよりも味や香りが良いですよ。
原木栽培は収獲まで時間がかかりますが、菌床しいたけと比べ肉厚で食感や味が違います。
菌床しいたけの味は淡白なので、親子丼や鍋、煮付けなど、いろいろな料理に重宝しますが、味付けをしないと美味しくありません。
しかし、原木しいたけは、時間をかけずにもう一品欲しいときに、便利です。
採ってすぐの原木しいたけは、トースターで焼くだけで、おつまみに変身しますよ。
しいたけを育てるなら、菌床栽培より原木栽培のほうが料理の時短になります。
しいたけは菌床と原木はスーパーでわかる?ド素人でも簡単な判別方法☆
しいたけを見ただけでは、原木栽培か菌床栽培のちがいがわかりませんよね。
見ただけで、原木栽培のしいたけなのか、菌床栽培のしいたけなのか判別が難しいです。
菌床栽培のしいたけも肉厚で軸が太いしいたけが売っていて、迷うときは色と形でで判断します。
スーパーに置いてあるしいたけは、傘がひろがりきっていたりヒダ部分が整ってないしいたけは、収獲してから時間が経って古い証拠です。
原木栽培、菌床栽培に限らず、しいたけの鮮度は早く落ちています。
しいたけを買うときは、大きすぎず、傘がひろがりきっていなく、ヒダ部分がきれいなものを選ぶようにしましょう。
しいたけをスーパーでの選び方は?手に取ると絶対に後悔するキノコとは!
スーパーで、なるべく量がおおいしいたけを買って美味しくないと感じたことはありませんか?
陳列してる中から、少しでも大きいしいたけを選んでしまいがちですよね。
たまに、直接農家から仕入れたしいたけがありますが、スーパーで売っているしいたけのしいたけは、ほとんどが菌床栽培のしいたけです。
1年中しいたけ栽培が可能で、大量に生産に向いている菌床栽培のしいたけを売っています。
このとき、ほとんどのしいたけは、ヒダ部分がみえるように陳列しています。
理由は、ヒダに石づきが当たり傷がつかないようにするためです。
しいたけを買う場合は、料理で使う量を把握しておくと、余って冷凍する手間が省けます。
1度に使いきれないときは、袋詰めしてるしいたけは、買わないようにしましょう。