椎茸の原木栽培と菌床栽培の違いなんてあるのか、どっちを選んだ方がいいのか迷ってしまいますよね?
円安の影響で物価の上昇が原因で、スーパーに行くたびに、値段が高くなっている・・・。
自分で作ったほうが安いんじゃないかな?と思ってしまいますよね。
でも、自分で作るのが不安だったり、どっちを作ったらいいのか、迷うのはあたりまえです。
原木栽培は、たくさん作ることは可能ですが、長期間かかっての栽培方法。
菌床栽培は、買って2、3日で食べることは可能ですが、10分の1程度の収穫量しかありません。
本記事では、椎茸の原木と菌床との違いは?育てる時期や管理法を紹介します。
- 椎茸の原木と菌床の違いがわかる
- 椎茸の原木栽培の時期がわかる
- 椎茸の原木の管理に付いてわかる
椎茸の原木と菌床栽培の違いは、どの椎茸でも同じ栄養だと思ってしまいますよね。
原木栽培を始めるまでは、菌床栽培との違いなんてあるのか疑問に思っていたでしょう。
椎茸菌は、原木栽培と菌床栽培と、同じ菌駒を使っているから風味や香りも大差ないと思っていたので、椎茸栽培に興味は示しませんでした。
はじめての原木栽培は、菌床栽培より時期や管理はむずかしいです。
要領をが悪いと、せっかくの休みが椎茸栽培で終わってしまうことも。
いままで、気になっていたぜい肉が、いつの間にか無くなっていると、思ってしまうのが、原木栽培のいいところですよ。
原木栽培と菌床栽培の違いを覚えて、自分に合った栽培をして、新鮮な椎茸を味わってくださいね。
椎茸の原木と菌床との違いは?食べ方で区別したほうがいい理由とは!
椎茸は、日本古来より親しまれてきた食用菌であり、近年ではその健康効果も注目されています。
スーパーなどで販売されている椎茸には、原木栽培と菌床栽培があり、栽培方法、味や香り、栄養価、価格、流通量によって違いがあります。
- クヌギ、コナラなどの広葉樹の木を使い菌駒を打ち込み作業がある
- 収穫まで最低2年かかる
- 菌床栽培より風味や香りが強い
- おがくず、米ぬか、ふすまなどを混ぜて固めた人工的な培地(菌床)に種駒を植え、室内で栽培できる
- 3~6ヶ月と短期間で収穫ができる
- 原木栽培に比べて香りや風味が弱く歯ごたえが柔らかい
原木栽培で椎茸を作る場合は、一度も菌駒を植えていないので、菌駒がまん延していないため、最低でも2年かかります。
一度でも栽培したことがある木のことを、ほだ木といい、椎茸を栽培したことのない木を原木というからです。
菌床栽培は、おがくずやふすまを固める際に、椎茸菌をうめ込んでブロック状にしてあるため、一年中椎茸が栽培できる方法です。
風味や香りを重視するなら、原木栽培は適しています。トースターで焼くと風味や香りが逃げずに、お酒のおつまみや子どものおやつに合っています。
菌床栽培の椎茸は、原木栽培と違い柔らかい特徴がありますが、お鍋や煮付けなど、椎茸に味を付けたいときは菌床栽培の椎茸が合います。
椎茸栽培を行うときは、メニューの用途によって、栽培方法を選ぶ必要があるからです。
【椎茸の菌床と原木の育て方】コスパばかり考えてるといつまで経っても手につかない?
椎茸は、独特の風味と肉厚な食感が魅力的な食材です。
健康志向の高まりから、栄養価の高い食材としても注目されています。
椎茸は、菌床栽培と原木栽培という2つの方法で栽培することができます。
それぞれの特徴と育て方を詳しく説明します。
- 栽培期間が短く、収穫まで約3~6ヶ月
- 年間を通して栽培が可能
- 栽培場所を選ばない
- 手入れが比較的簡単
- 原木栽培に比べて風味や香りがうすく感じる
- 短期間で収穫が可能だが原木栽培より収穫量がすくない
- 一年中栽培が可能で安定しているがブロックを買う必要がある
菌床栽培は、原木栽培に比べて短期間で収穫が可能です。
しかし、原木栽培の椎茸を食べた後に、菌床栽培の椎茸を比較した時に風味や香りがうすく感じてしまいます。
柔らかい特徴があるので、ベチャッとした食感になってしまいます。
- クヌギやコナラの木を使う必要がある
- 風味と香りが菌床栽培より良い
- 歯ごたえが良い
- 肉厚な椎茸ができる
- 収穫まで最低2年
- 広い場所を必要とする
- 手入れしないと害虫や病気の発生する
原木栽培の場合、広葉樹の木を使って椎茸を栽培する必要があります。
なぜなら、針葉樹の木は広葉樹の木より柔らかく、菌と木の養分で湿度が高くなる特徴。
原木に菌がまん延しても、収獲までに2年かかり、木が腐り椎茸が生えてこないことがあるからです。
原木栽培のときは、コナラやクヌギの硬い木を使い、長期間、温度や湿度に影響されない広葉樹の木を使うようにしましょう。
【椎茸原木の時期】季節の調整するシンプルな方法☆
原木を用意する時期は、10月中旬~11月下旬に木を切って用意します。
しかし、これは椎茸栽培農家が作業する時期で、関係ないと思っているひとが多いでしょう。。
もし。自分で原木を用意して伐採して運ぶには、公道を走らせる場合は免許が必要です。
ただし、私有地内であれば、免許は必要はありませんが、子どもと一緒に作業する場合には注意が必要です。
原木を用意する時期は、桜が咲く時期までに、ほだ木となる原木を用意する必要があります。
ホームセンターで購入する場合は、地域によって異なるので、一年を通して手に入るネットでの購入をおすすめします。
椎茸原木の管理って?収穫アップのコツをマスターしよう!
椎茸の原木の管理は、いろいろな作業があって難しいと感じてしまうひとが多いでしょう。
原木の長さや菌の打ち込み、水やりからまん延させるまで、長期にわたる作業だからです。
- 伐採時期は、コナラやクヌギなどの落葉樹が黄色くなった頃が目安
- 葉を付けたまま1~2ヶ月間放置し、水分量を調整
- 種駒打ち…2月下旬~3月頃(地域によって異なる)
- 適切な温度と湿度を保ち直射日光を避け風通しの良い場所で管理
- 水やり…乾燥させないために月に1~2回程
- 収穫…菌込めしてから一年から二年。翌年の6~7月(早くて5月の中旬)
近くの農家などで原木を貰った場合は、紅葉の時期に適切な長さに切って保管する用意する必要があります。
コナラやクヌギの木に限りませんが、木の養分を蓄えようと冬眠状態になり、簡単に木を切りづらくなってしまうので、寒さが厳しくなる前に木を切っておく必要があります。
ホームセンターで原木を購入する場合は、乾燥させる2か月前に予約しておくと、品切れの心配がありません。
ネットで購入する場合は、約1~2週間前を目安に用意することをおすすめします。
メーカーや地域によって、家に届く期間が違いがあるので、購入する前にしましょう。
原木は最低でも90センチの長さなので、適度に日当たりが良く湿度がある場所を確保しておく必要があります。
椎茸の原木と菌床の味は?旬の香り味わう選び方☆
原木栽培の椎茸と菌床栽培の椎茸は、栄養は同じですが味は全然違います。
なぜなら、椎茸の菌は同じでも栽培の過程や場所によって椎茸の出来具合が違うからです。
たとえば、原木栽培と菌床栽培の椎茸を比べると、原木栽培は外での管理が主流です。
菌込め時は、15センチから20センチで、交互に電動ドリルで穴を開けて金づちで菌込み作業をします。
金づちの場合、軽く叩くだけで、傷つけることもあります。
菌床栽培は、おがくずやふすまを混ぜて固めた中に、最初から椎茸菌を埋め込んでるので、小さな子どもや女性でも手軽にできる栽培方法です。
また、原木の椎茸のほうが日光に当たるので、菌床栽培の椎茸よりビタミンDが多く含まれているので美肌効果があります。