きのこはすぐ使わずにいると、変色していたり、いやな感触になって捨ててしまいます。
みそ汁からバター炒めなど、いろいろなメニューに使い定期的に買うしいたけやえのきは、鮮度が落ちやすく冷凍保管しても大丈夫なのか考えたことありますよね?
冷凍保管を考えている人は、「2ヶ月も保存できるのか」「冷凍すると味が変化しないか」と迷うでしょう。
きのこの冷凍は、美味しい料理を楽しめるだけでなく、食材のムダをなくし時短につながります。
きのこ冷凍で2ヶ月の味は美味しさをキープする方法を紹介します。
- きのこを2ヶ月間冷凍できるかわかる
- きのこを冷凍したら味が変わるのかわかる
- きのこを冷凍したときの栄養についてわかる
きのこを2ヶ月も冷凍保管すると、鮮度がいい状態で冷凍しても、美味しさを保てるか悩みますよね。
たくさんきのこ料理をつくってしまい、2ヶ月も冷凍はできるのかな?と気になるでしょう。
きのこ料理を冷凍保管すると、仕事が忙しくても、すぐに取り出せて洗い物を減らすメリットもあります。
きのこを冷凍で2ヶ月保存するコツ☆味をしっかり保つ3つの方法とは!
きのこを冷凍で2ヶ月保存し、味をしっかり保つには、3つのポイントがあります。
きのこは冷凍する前に、水洗いをしないことが基本です。
なめこのヌルっとした感触のきのこは、軽く洗い流すだけでいいですよ。
料理に使うときは生のままで、冷凍すると、きのこの味が落ちません。また、料理にあわせて食べやすい大きさに、カットしておくようにしましょう。
しいたけやえのきの石づきは、1センチ~2センチを目安に切ってください。
しめじやブナピーの石づきは、指で少し揉むだけで簡単に取れます。
水洗いをしないこと
生のままで冷凍すること
食べやすい大きさにカット
きのこは水分を含むと、風味が落ちるだけでなく、栄養も一緒に逃げてしまいます。
汚れが気になる場合は、濡れたペーパータオルで、軽く拭き取るだけにしましょう。
きのこは日が経つにつれて、風味や栄養が落ちる原因なので、新鮮なうちに短時間で冷凍するのがベストです。
つい、安く多く買ったときは、遅くても翌日に冷凍をしましょう。
短時間で冷凍する場合は、急速冷凍機能を積極的に利用しましょう。しかし、急速冷凍は電気代かかるデメリットがあり、新鮮なうちに冷凍をしてください。
しいたけは石づきと軸を切り、ジッパー付きの保存袋で冷凍して、料理に使いやすくスライスにして、きのこが当たらないように、平らに冷凍すると日持ちします。
炒め物やみそ汁を調理するときは、凍ったまま加熱調理すると、風味や栄養を逃がさないメリットがあります。
きのこの冷凍で味が変わる理由☆料理で美味しさをキープするポイント!
冷凍すると味が変わる理由は、「食感の変化」と「風味の劣化」です。
冷凍中に水分が凍ると、きのこの繊維質が柔らかくなり、解凍後にしんなりとした食感になり、きのこの食感が失われます。また、解凍をすると水っぽくなり風味が落ちて、調理した際に旨味が失われます。
冷凍したきのこは、解凍をしないで料理に使ってくださいね。
きのこは水分を含みやすい
空気を抜くと、きのこの傷みを遅れる
きのこを干すと、旨味が増す
きのこを冷凍する際は、なるべく短時間で凍らせて、アルミバットやジッパーの袋に入れて並べて冷凍すると凍るスピードがはやくなり、食感や風味は失われません。
空気を抜いておくと、酸化を防ぎ風味の劣化を抑えます。
きのこを干す方法もあり、きのこの風味を引き立てる効果があります。
きのこ料理を冷凍保管する方法☆栄養を逃さず美味しく保存する秘訣!
きのこ料理の冷凍保管は、栄養を逃さず短時間で食べれるメリットがあります。
残ったきのこ料理は、かならず冷めてから冷凍保管しましょう。
冷凍庫内が温かくなるので、きのこ料理は冷めてから入れてください。
温かいと冷えるまでの時間がかかり、解凍したときにぬめりが発生することもあります。
たとえば、炒め物やスープなどの冷凍は、半日置いてから鍋が冷えた状態がベストです。時間がない場合は、ガス台から下ろして、鍋やフライパンの蓋をすこし開ける工夫をすると短時間で冷えます。
暑い日は料理が悪くなりやすいので、はやめに冷凍保管しましょう。25度以上の部屋に置いておくと、半日でぬめってしまい注意が必要です。
冷凍保存したきのこ料理は、保存期間が延びるだけでなく、仕事で遅くに帰ってきたときにも解凍して電子レンジで温めて、すぐに食べれますよ。
しいたけ
ぶなしめじ
エリンギ
きのこの種類によっては、電子レンジで温めても冷たい場合もあるので、テレビを見ながら解凍を待っていると、加熱時間も短縮できます。
みそ汁やスープなどを解凍をするときは、耐熱用のタッパーを使って電子レンジで温めてくださいね。
凍ったまま開けようとすると、プラスチックの蓋でケガをすることもあり、濡れタオルで拭くと解凍時間が短縮できます。
表面の蓋がうっすら解凍したら、力がなくても楽に開けることができるからです。
きのこの冷凍保管方法☆冷蔵の違いは保存期間だけではない?
きのこを冷凍保管する際、冷蔵庫の保存との違いは、大きく分けて二つあります。
冷蔵庫では数日から1週間しか持たないきのこも、冷凍をすると長期保存と旨味が凝縮され風味がアップするからです。
冷蔵庫での保存は、きのこの水分が多くなって鮮度が落ちる原因で、冷凍では旨味をしっかり保存できるのが特徴です。
冷凍庫に入れる前に空気を抜くこともポイントで、タッパーやジッパー袋の空気を抜き忘れると、破裂の原因になるので注意しなくてはいけません。
冷蔵保存の場合は、湿気を避けるためパックのまま保存をしないで、キッチンペーパーに包んで野菜室に保存しましょう。
冷凍保管する前に、ジッパーやタッパーが開いていると、水分がつく原因なので確かめてくださいね。
冷蔵保存の際には、エリンギやえのきは1週間程度、しいたけは3〜4日以内に使い切ることです。
きのこは水分が多いほど、鮮度が落ちやすいので、早めに冷凍保管しましょう。
料理にすぐ使える状態で冷凍しておくと、忙しいときでも手軽に美味しい料理を楽しめ時短にもなり便利です。
きのこは冷凍でも栄養は逃げない?忙しい日の時短アップ術!
きのこを冷凍すると、栄養が落ちるのではないかと、心配するかもしれません。
冷凍保管は冷蔵よりも栄養が高まり、きのこの細胞壁が壊れ、旨味成分や栄養がより引き出されやすくなるからです。
冷凍したきのこは、繊維質が柔らくなりますが、ビタミンB群やビタミンD、カリウムといった栄養は失われません。
ビタミンB群
ビタミンD
カリウム
冷蔵保存と冷凍保存では、栄養を逃がさないだけでなく、ガスや水の節約につながります。
しかし、冷凍期間が長くなるにつれて、冷凍焼けをして味が落ちるので、2か月を目安に使い切るようにしましょう。
水分がきのこに残っていると、冷凍時に風が落ちたり食感が変わります。
冷凍前にはきのこを洗わずに、軽く汚れを拭き取るだけに留めることが大切です。
なるべく短時間で冷凍する
旨味や栄養が逃げにくい(長期冷凍は味が落ちる)
使いやすい大きさ・量の調節ができる
冷凍保存と冷蔵保存では、一番の違いは冷凍保存では、水分がついても腐りません。冷蔵保存は、他の野菜ときのこから出る水分で変色する期間が短くなります。
使う予定がないときは、買ってきてすぐにジッパーなどに入れると鮮度は落ちません。
きのこを料理は、使いやすい大きさに切っておくと、調理の手間も省け冷凍焼けを防ぐことも可能です。
冷凍保存をうまく活用して日々の料理に、きのこの鮮度と旨味を楽しんでくださいね。