椎茸を原木で栽培には、何に気をつけたらいいかわかりませんよね。
子どもが、自由研究でしいたけ栽培キットでうまくいったのをきっかけに、今回は原木をつかって栽培したいと言い出し、仕事帰りにちかくの書店に立ち寄って、しいたけの原木をつかって栽培する本を買い、ビールを片手に本を数冊読み進めて、原木栽培に興味を持ってしまったことはないでしょうか?
本記事では、椎茸の原木の置き方や立て方など水やりの方法を解説します。
- 椎茸の置き方についてわかる
- 水やりや立て方についてわかる
- 置く場所や仮伏せの必要性がわかる
しいたけの原木栽培は、栽培キットとのちがいがとわからないと思います。
栽培キットは家にいながら簡単にできるのがメリットですが、原木栽培と比べると風味や香りが強いのが特徴です。
原木栽培は、椎茸菌を埋めこむほだ木や菌種を用意など、栽培キットよりも時間や労力がかり、自分にはできるだろうかと原木栽培のハードルが高く感じてしまいます。
原木栽培で、一番ハードルが高く感じてしまうのが、置き方です。
本記事では、椎茸の原木の置き方や立て方など水やりの方法を解説します。
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【椎茸の原木の置き方】家庭でデキる効果的な方法はプロはやらない?
置き方には何種類もあり、どんな置き方をしたらいいのか迷ってしまいますよね。
しいたけの原木を並べて置くことをことを、本伏せといいます。
本伏せは、木に菌が回るようにする原木栽培に必要なことですが、原木の大きさは小学1年生ほどの大きさなので、運ぶときに1人では苦労します。
また、置く環境によってもちがいがあるので、自分に合った置き方を覚えておきましょう。
- 鳥居伏せ…木の上に風通しが良いように等間隔で置く
- ヨロイ伏せ…支柱を立て風通しをよくする
- 井げた伏せ…2本の木を交互に置き、高さは1メートル以内にする
- 合掌型…支柱を立て等間隔に斜めに置いていく
本伏せは、椎茸の菌をまん延させるために行うことです。
敷地のひろさなど環境によって置き方をかえる必要があります。
子どもと一緒に原木栽培するときは、1番効率がいい合掌型よばれる置き方がおすすめです。
原木が1~3本程度なら、日陰の場所も最低限で済み体力的にも負担が最小限にできる方法です。
合掌型は、しいたけ栽培農家では、広い場所が必要で、日陰を作ったり湿度にも気を配らないといけないので、非効率なため合掌型の置き方は好みません。
1人で原木を運ぶときには、転がして移動ができる井げた伏せがあります。井げた伏せは、原木を組み合わせて高く積み上げる方法なので、体力的に負担がかかる方法です。
仮伏せのことを考えたときに、最初に土台をつくり、支柱を中心に木を置いていく置き方で効率よく時間がなくてもできる方法です。
合掌型や井げた伏せと置き方には種類がありますが、原木が崩れないように置くようにしましょう。
ヨロイ伏せは、鳥居伏せと似た置き方です。
原木で支柱を作り鳥居伏せの要領で置いていきますが、1つちがいがあります。それは、長い原木の中にひと回り小さな原木をおいていく方法です。
鳥居伏せとヨロイ伏せの方法は、風通しがよく適度に湿気を吸収してくれます。
原木の数によりますが、はじめのうちは、原木で木を組むヨロイ伏せはハードルが高いと感じてしまうことでしょう。
井げた伏せは、土台となる木を等間隔に置き、原木を交互に積みあげる方法です。
原木を交互に積みます。
高さは1メートルを限度にすることが大切です。
高く積みあげると崩れて危険になり、交換時に上の木をおろすのが大変になります。
井げた伏せは風通しをよくするために、積んだ木を組みなおす必要があります。1メートルまで高くすると、約10本以上の原木を移動しなければなりません。
合掌型は、支柱に菌をこめたほだ木を斜めにおいていく方法です。
立てかける時間はありますが、仮伏せや水やりのときや移動するときも、腰を曲げる回数が減りぎっくり腰を起こしにくい体勢でできます。
合掌型を壁のちかくで作ると、移動距離がみじかく体の負担が軽減できることです。
原木をつかうときは、椎茸を取りやすく場所に制限されない合掌型でおくと椎茸ができたときに取りやすくなります。
しいたけの原木はどこに置く?うまく栽培させる理想的な場所とは!
しいたけの原木を置く場所は、直射日光をさけて適度な湿気のある場所を選ぶことです。
しいたけは、すこし暗い場所と湿気のある場所をこのむ野菜です。
車庫の裏や物置きなど、日が当たらない風通しのいい場所に置きましょう。
鳥居伏せやヨロイ伏せは、土の上で原木を組み合わせる簡単な方法ですが、ひろい場所を必要です。また、井げた伏せは場所は気にすることはありませんが、仮伏せのさいに、積み上げた木を交換時に広い場所を使います。
合掌型は、井げた伏せより場所を取り、1度設置すると直射日光や虫がつかないように気をつけることが大切です。
日が当たり湿気がすくない場所に置いていると、木が割れて菌がまん延せずにしいたけが出てこない場合ががあります。
直射日光をさけられない場所に置くときは、通気性がいい黒い不織布を木にかぶせて、湿気がすくないときは、不織布の上から水やりすることです。
のこった不織布は、ほかのガーデニングの防虫対策にもつかえます。
しいたけの原木を置くには、直射日光をさけて適度な湿気があるところが理想的な場所です。
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椎茸原木の立て方は?子どもの不注意でケガをしないために覚えておくこと☆
しいたけの原木の立てるさいに、木が倒れることを前提に作業することです。
原木の扱いを間違えると、つめがはがれたり骨折することがあります。
硬い木をつかうため軽くぶつけただけでも、けがをしてしまうことがあるからです。
しいたけの原木を扱うときだけ、安全靴をはいて作業すると、安全に作業ができます。
また、木によっては、アレルギー反応がでる木もあるので、編み目の荒い軍手ではなく肌を完全に隠れるゴム手袋と動きやすい服装で作業しましょう。
ころんだ拍子に、けがをしないように、頭を保護するものを用意しておくと安心です。
子どもは夢中になると、周りことが見えないので十分に気をつけて作業しましょう。
しいたけの原木を扱うときは、崩れないように気をつけて作業をしなくてはいけません。
【椎茸の原木の仮伏せ】たくさん収穫したいなら絶対に知らないと損をする?
しいたけの原木は、菌をこめる時期が気温差があることから、木を保湿することを仮伏せといいます。
菌種をこめる時期は、春で気温も湿度もしいたけを栽培するうえで十分ではないため、仮伏せが必要です。
しいたけは、適度な気温と湿度を必要とするので、菌を込めたあとに椎茸の成長を促すように仮伏せを行います。
仮伏せをしなかったからといって、椎茸が全然できないわけでありません。
たとえば、体型の維持のため、起きてすぐに腹筋をするのと、朝と夜にプロテインを飲んでおなじ回数の腹筋をしたのでは、筋肉の引き締まるスピードにちがいがでてくるのと、おなじです。
椎茸をたくさん収穫するには適切な方法でやることが大切です。
仮伏せは、椎茸の成長の促進にだいじな工程なので、覚えておきましょう。
しいたけの原木の水やりは? 最低限の手入れじゃないと美味しさが落ちるワケ★
しいたけは、打ち込んだ菌を成長させるため、水やりが必要です。
水やりをしないと、しいたけの生育に影響がでることがあります。
原木が乾燥してしまうと、しいたけの生育に影響するだけでなく、乾燥して虫が繁殖しやすい状況を作り出してしまうからです。
しかし、しいたけを作るには水やりが欠かせませんが、やり過ぎに注意しなくてはいけません。
水やりの間隔は、しいたけがで始めるまでは週に2回を目安です。しいたけが取れるようになったら、水を与える必要はありません。
しいたけの原木が乾燥気味のときは、水を与えてもいいですが、多く散水しないようにしてください。週に1回で足りないと思うくらいで十分です。
しいたけができ始めてからの、水やりは原木に虫がつかないようにキレイにするだけで十分だからです。
子どもと一緒につくったおいしいしいたけを食べてくださいね。
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